林業就業支援講習に行ってみた その2
その1の続き。
いよいよ、日程になり集合場所へ
集合場所に着いたら、森林組合の人達が案内してくれて皆で研修場所へ移動。
年齢層はみんなバラバラだ。若い人もいればおっさんもいる。というか、ほぼおっさんだ。男なんて二十歳越えればおっさんだ。
言っちゃ悪いが、みんな目が死んでて、覇気がない。
わしもはたから見れば、目が死んでたと思う。まあ、色々悩んで苦しい時に来てるからね…当たり前だよ…
そんな重い空気の中、講習が始まる。
最初は、自己紹介や簡単なレクリエーションから始まる。これは千葉だけかもしれない…
しかし、これが後々に良い効果をもたらす事になるなんて…
最初の1週間は、ほとんど座学だった。
業界の流れと役目、現況、死亡事故率に始まり、伐倒作業のルール等、刈払機とチェーンソーの使い方や制限を勉強した。
1週間もなるとだいぶ周りと打ち解けて、みんなの目がキラキラしてくる。
色んな年代がごちゃ混ぜになって、様々な話が聞ける。
こういう場での情報交換も非常に大事だ。
ほとんどが仕事を辞めて来てるから、みんな転職情報を持ってるし、ある程度調べてから来てるので、林業の話のみならず幅広く情報が集まる。
2週目からいよいよ山に入る。
研修所から研修場所に皆で移動し、道具を担いで山を登り、木を切ったり草を刈ったりする。
地味にキツイ事もあるけど、講習だからそこまで体力は使わない。
しかし、女性や、ずっと座り仕事してましたー!って人、山登りしたことない人は結構キツイかもしれない。道具も地味に重いし…
ただ、仲間がいっぱいいるから大丈夫。
疲れてたら、代わりに持ってくれる人とか中にはいるだろうから…
これは先生から貰った山で取れたミョウガ。
めちゃくちゃ旨かったです。
雨の日は山に入らないで、機械操作やメンテナンス、ワイヤー編みとかをする。毎日勉強なので嬉しい。
朝9時に始まって夕方5時に終わる生活…これぞ人間だっ!!って思う。ストレスが全然ない生活だった。
3週目になると、もう慣れてきて皆仲良くなった。飲みに行ったりした。
最後の日には、林業会社の面接や相談会がある。林業就業支援講習を受けて、林業業界へ就職したい人はここで面接を受けたり、情報を交換したりできる。
もちろん、就職を決めかねてるって人も情報だけ貰う事ができる。
福利厚生はどうだとか、社会保険あるか?とか給与や残業時間があるのか?とか。
他県で林業始めたいから情報が欲しいとかも、答えられる範囲で教えてくれる模様。
ほんとうに、会社説明会みたいな感じ。
時間がある人は受けてみても良いと思う。
あくまで導入部分なので、専門的知識は要らないし、面白い体験ができる。
本気で就業したいか、適正があるのか?の判断材料になるだろう。
実際、会社に入ったらめちゃくちゃキツイかもしれないけど、どんな仕事なのかなー?ってぐらいは知れると思う。
なにより資格取得できるしね。
自分で講習会場みつけて取ろうとすると総額4~5万ぐらいかかりそうだ。時間あるならここで一気にとった方が楽。
それに、いい人ばかりで友達になっておけば損はないはずだ。
そんな林業就業支援講習。
県によって色々変わるかもしんないけど、千葉はこんな感じだった。
最後に 林業就業支援ナビのURLをはっとく。
こっから細かく日程等調べられます。