複雑痔瘻でお尻の肉が無くなった話 part3
新しく紹介して貰った所は県で一番でかい痔の病院だ。
手術の件数もトップらしい。
家から一時間かかるが、ここしか治せる場所はないんだ…と思い早速予約した。
そこでMRIとCTの結果、2回目の切開をすることになった。
新しい病院…来院初日である。
また?…しかもそんな早く決めるの?って思いつつお尻丸出しで診察台にあがった。
最初の切開がトラウマレベルの痛みだったし、その後も弄くり回されたから心底切るのは嫌だが…為す術もない私はメスを受け入れるしかなかった…
結果、痛くなかった。局所麻酔を何本も使ってくれたおかげである。
その日のうちに入院日、肛門エコー、血液検査等の手術前検査の予約を取った。
入院日は最短で1ヶ月先でしか取れなかった。
入院日までの1ヶ月間がまた地獄だった…
膿が出る毎日…痛みを堪えながらガーゼを交換する毎日…
もちろん痛み止めも効かない…
その間に肛門エコーを受け、ようやく正式な病名が発表された。
坐骨直腸窩痔瘻
これは簡単に言うと、膿の通り道が肛門括約筋をぶち抜いて体表の方へ向かうタイプの病気。
痔瘻のタイプとしては3である。
痔瘻は4タイプに分かれるらしい。その3つ目。
多分、レベル的にも3つ目。ステージ3の痔瘻って事だと思う。医者じゃないからわかんないけど…
肛門周囲膿瘍は肛門の周りに膿が溜まる病気のこと。
肛門周囲膿瘍がレベルアップすると痔瘻になる。
痛みに耐えている間に、私の肛門周囲膿瘍は痔瘻にレベルアップしていたのだ…
もっと早くこの病院に来ていれば…とめちゃくちゃ思った。
紹介状書いてくれた医者には悪いけど、早く紹介状書いてくれれば…とも思った。
入院する一週間前…
とうとう大出血し、歩くたびに出血するようになってしまった…もう一歩も動けん…休もう……
職場に連絡し一段落するまで休みにしてもらった。
金と時間ばかりが無くなるのに焦燥感がつのるばかりだった…